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履歴書にお勧めしない文言とその対処方法

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就職や転職をする際、必ず書くのが履歴書です。

しかしこの履歴書には、落とし穴が存在しているのはご存知ですか?

それはお勧めしない文言。

つまりNGワードという落とし穴です。

それではNGワードに入る前にまず、担当者がどこを見るかを考えてみます。

採用担当者はまず、写真を見る

正直なところ、最初に見る場所ってかなり限られているのです。

まずは写真。

人は見かけではない、と言いますが、第一印象において見た目はとても重要です。

ここだけの話、応募者が多く似たり寄ったりの人だらけの場合、美男美女はそれだけで得をする、と書けば理解が出来ると思います。非常に残念ですし、こんなところで選ぶのか!と腹立たしい気持ちにもなりますよね。

ただ、なるべく写りが良い写真、つまり血色が良く表情も強張っておらず、清潔感のある髪型や服装であったなら、まずは合格と言えますし大抵は心配するには及びません。

写真よりもう1箇所が問題であると言えます。

卒業校と在籍した企業を見る

ここから一気に振るい落とされます。

今の世の中、まずは何が何でも学歴重視。

やる気だとか熱意だとか、そんなものより。
人柄や良性格であるだとか、そんなものより。

学歴学歴学歴、高学歴者を採用担当者は好みます。

また、転職であった場合は前の企業を見ます。

有名企業なのか。
中小企業であっても名が通っているか。

ここでかなりの人を、振るい落としていくのです。

つまり、ダメな人とされる要因を持っていたらダメ

ダメな人、という定義は色々とありますが、その中の1つにあるのが低学歴。

有名学校でもなければ、大卒ですらない。

それだけでもう、良い就職からは大きく遠のきます。

最初に学歴という部分で躓くと、現代社会を上手く渡るのに大きく不利となってしまいます。

って事は…

つまり、転職も上手く行かないのは当然です。

良い就職ができなければ、当然ですが転職の際に書ける「以前に在籍していた会社」の欄にも、次の会社が喜ぶような有名企業や、名の通った会社の名前を書く事は不可能です。

採用担当者の良い興味を引く事ができません。

だから、ダメな人とされてしまうと、良い職は次から次へと。
受けるたびにスルスルとあなたを避け、決してあなたを選ぶ事がないのです。

そんな中、さらにNGワードまで選んでしまったら目も当てられません。

あなたの売りは学歴職歴以外、何がありますか?

学歴も職歴も、言っちゃなんですが「素晴らしいもの」でない場合。

採用を希望する会社への売りはズバリ「あなた自身」しかないです。

しかし、だからこそなのですがNGワードを選びがちになってしまい、学歴も職歴も、そして自分自身の売り込み文言すらもダメという、最悪のループが待ち受けていて、採用されるのはブラック企業ばかり…なんて事も珍しくはありません。

では、学歴や職歴以外であなたを売り込む場合。

何があるかを考えた上で、読み進めてみてください。

NGその1:ヤル気や熱意は誰よりも強いです

会社にとって、ヤル気や熱意を持っているのは「当たり前」と考えています。

会社は選ぶ側。ずっと不景気のこの日本において、働きたい人が多く、有効求人数が少ない、という状態が長らく続いていて、選ぶ側の会社が圧倒的に有利です。つまり、「ヤル気とか熱意なんて誰でも持ってて当たり前でしょ?そんなの売りになりません」という事です。

ですから、わざわざこれを書いてしまうと印象としては「当たり前の事を売りにしている、能力の低い人である」というイメージを持たれてしまい、選ばれにくくなるのは至極、当然の流れである、というわけです。

NGその2:努力家、リーダーシップが得意

頑張るって、そもそも、先の通り当たり前なのです。

何をもって努力とするのかも曖昧なもの。また、努力を認めるのはあなた自身ではなく、第3者の目。いくら、あなた自身が自分で「努力家です」なんて書いても、自己評価でしかなく、信憑性はまるでありません。

そして、リーダーシップが得意、だなんて言ってもどこで経験したかが大事です。

自分自身で得意、と言ったところで先と同様で第3者が評価するものであって、自分自身でリーダーシップが得意だとか、取れますだとか書いたところで信用されるわけがありません。

また、リーダーシップが得意とする自己評価がどこでそう、思えたのかにもよります。

小学校の班長程度では当たり前ですが、会社が認めるわけがありません。有名学校で生徒会長をしていました、とかであれば、評価もされようものですが、大した事の無いリーダー経験であるのなら、書か無いほうがむしろ、賢明な判断と言えます。

NGその3:業界用語、専門用語、マイナーな賞など

専門用語なんて書かれても、それは伝わりにくいです。

また、選ばれる側であるあなたがこれを使うと、採用担当者からの心象はあまりよくありません。生意気そうに取られてしまったりするのがオチです。さすがに最近、使う人が居るとは思えませんが「ザギンでシースーを食べながらクライアントと…」とか書けば、嫌な感じがしますよね?

ここまで極端な業界用語でなくても、これを書くと嫌われやすいので控えてください。

あまりに専門性の強い用語も使わないのが無難です。その専門性が通る会社への応募であったなら、大丈夫かもしれませんがそうでなく、違う職種への応募の場合、その意味が解らず「別の人にしよう」となりやすいです。

どこかで賞を取っていれば、確かに売りにはなるのですが、何の賞かにもよります。

地方で行ったアニメクイズ選手権、とかで得た金賞が役立つ企業はそうそう、ありませんよね。それ以外だとしても、その賞が「どれくらい、すごいもので価値がある事なのか」が伝わらない限り、プラスに転じる事はありません。

専門用語や業界用語を使わず、正式な書き方をすればアピールポイントにする事は可能です。

賞どか、何かしらの優勝経験などは、それがどういった賞であるのかをシッカリと説明しつつ書いてください。また、その賞があまりにもマイナーなもので得たのなら、それは売りにならない場合が多数です。

NGその4:何々が好きです、興味がありますなど

あなたの嗜好や興味は、就職したいであろう企業にとって、全く知る必要がないと言える部分です。大抵、ここを売りにしようとする人は趣味性の強いものを記載する傾向が強いもの。

漫画が好きだとか、何々のファンだとか。

ちょっとインテリ気味に見られたい場合、美術館巡りが好きとかを書く人もいますが、美術館巡りが好きだから…で?というのが正直なところ。スポーツも良く、思われやすいと感じる人も多いせいか野球観戦が好きだとかもアピールポイントとしては、あまり有効であるとは言えません。

NGその5:私の力がお役に立てるかわかりません

謙遜が日本人の美的意識の1つであるのは、間違いありません。
しかし、履歴書でのこれはマイナスイメージにしかならないと覚えておいてください。

会社が採用したい、と思うのは「会社にとって有益で利益をもたらす使える人材」です。ここでネガティブに「私が役立てるか…」なんて書いても「謙虚で良い人だ」なんて捉えてはもらえないのです。

また、いくら会社にとって有益な人材が欲しい、と思っていても「最初から第一線で使える人」とまで期待はしていないので、最初は役立てない時期がある事くらいは解っているのです。ですから、ここでこのような事を書いてしまうと「そんな事、解ってるてるわ!!!!」と感じられてしまう事もあるのです。

自信満々に「御社にとって私はとても役立ちます」だなんて書くものもちろん、マイナスですが、「役に立てるかどうか…」という謙虚さもまた同様にマイナスに働きやすいので書いてはいけません。

NGその6:御社で学ばせていただきたい

これも恐らく、謙遜からくる部分もある気がしますが、マイナスアピールです。

先の「私の力がお役に立てるかわかりませんが…」にも通じますが、会社にとって有益な人材が欲しいのです。その中、会社で学びたいと書くのは「会社を学校とでも思っているのか?」と捉えられてしまいます。

会社で勤めれば何かしら、学びとなる部分はありますが「学ばせていただく」とは違います。仕事をしていれば、自動的に…と書くとやや、語弊があるものの、自然と学びに繋がりスキルアップするもの。

ですから、学びたいという気持ちがあっても、心の中に留めておいてください。

会社はあなたを成長させる場ではありません。

NGその7:自分の好都合ポイントの記載

「通勤に便利だったから」「(子供が居るから・介護が必要な家族が居るから)残業はできません」等、他にもありますが、あなた自身にとってのプラスポイントを書くのは、会社から見た場合、雇い入れる人のマイナスポイントなのです。

そもそも、あたなのアピールポイントを書くべきであって、あなたの願望を書く紙ではありません。

・通勤に便利だったから

決して、悪い事ではありませんし、長く働くという意味では通勤のしやすさは重要です。しかし、会社からすればもし、移転があったら?転勤があったらどうするの?という意味に捉えられてしまいますので、ここを記載するべきではないでしょう。

・残業はできません

理由がなんであれ、会社からすればマイナスでしかなく、会社からすれば冷たいようですがあなたの家族や子供は正直「どうでもいい」のです。先にも書いた通り、会社は会社の利益こそが重要であり、そこに役立つ人材が欲しい。それなのに、あなたの事情を書き、残業は〜などとするのはプラスになりません。

NGその8:御社の将来性に〜、先見性が〜など

あなた自身のアピールポイントがあまり、無い場合もう1つの手段として「なぜ、その会社へ入社を希望したのか」があります。ここで1番、書かれやすいのが、会社の将来性や先見性、もしくは業務内容などが挙げられます。

しかし、会社からすれば将来性がある、と見ず知らずのこれから入ろうとしている人から言われても、決していい気分はしないもの。先見性がある、と褒められてもある種、上から目線の意見と受け取とられてしまう場合もあるでしょう。

業務内容に関してもそうですが、会社というのは必ずしも「その仕事だけ」ではないのです。雑務もあれば、望まない小間使いのような仕事もしなければなりません。業務内容を上っ面だけ見て、そこを気に入られても会社からすれば好印象に繋がらないのです。

つまり、安直なアピールは通用しないという事

挙げた内容は、履歴書でよく見る文言。

これらのような安直なアピールや、会社を褒めるような文言は通用しません。

もちろん、こんな安直なアピールであっても、学歴が素晴らしいだとか、前職の会社が有名な優良企業であったとか。そういった目を引くポイントがあればまた、多少は変わってくるのですがそれらが無い場合において、これらを書くとマイナスの上に更にマイナスを積み重ねているのと同義です。

しかし、自分自身のアピールって、そんなに凝ったものは無いもの。
ここに挙げられたたようなものしか無い、というのもまた事実でしょう。

では、どうすればいいのか?
そこをよく、考えて記載する必要があります。

全てが使えるわけではありませんが、中には書き方によってプラスのアピールに変えることが可能です。

努力家です、を上手く伝えてみる

努力は当たり前、としても、その努力の結果で何か、評価に値する実績があるのなら、その結果を踏まえてアピールするのは価値があるでしょう。ただ単に「努力しました」で終われば自己評価をしているに過ぎませんが、その努力が何かを残したのなら、それをシッカリ伝えてください。

そのようにアピールを進める場合は「ここをこう、努力し頑張った結果、こういった利益に結びつきました」というように具体的な説明をし、努力と結果を結びつけてください。

リーダーシップが得意、を上手く伝えてみる

当然ですが、なんらかでリーダーになった経験がないといけません。また、それが小学校の班長であったとか、中学校の学級委員長であったとかそういったものではなく、せめて高校以上で、誇れる実績が必要です。

部活でリーダーであったなら、策戦を考え人を配置し、それが功を奏し、例えば「全国区は惜しくも逃しましたが県では1位でした」など。また、前職でもリーダーや、それに等しい仕事をしていたのであれば、人をどう、まとめどのような結果を残せたかを伝えます。

先と同様、自分自身の満足や評価ではなく、他者からも認められるようなものを説明しなければプラスのアピールポイントにはならないです。

何々が好き、興味がある、を上手く伝えてみる

何々、の部分があまりに趣味性が強い場合は、その会社となんらか関係性が無いとアピールになりません。ファッション関係の会社へ提出する履歴書で、海釣りが好きで釣り具や手法に自信があります!としても、意味がないのです。

しかし、釣り具を開発している会社であったなら、それはプラスのアピールに繋げられます。そういった詳しさを生かし、より良い開発に力を注ぎたいです、とか。接客があるのなら、お客様に解りやすく説明し安心して購入していただけるよう、努めます、とか。

また、映画や読書といった、当たり障りの無いものをアピールポイントにするのであれば、何かの作品に特化し、会社で役立つ面を考え、この本(映画)のここに感動し、このような行動を自分も心がけています、というように会社にとって、有益と思われるような繋げ方をしてアピールしてください。

ですから、娯楽作であるとか漫画であるとかだと、そういったアピールに使うのは(業種にもよりますが)やや、会社にとって有益なものとして結びつける必要がある以上、難しいものであると考えましょう。

就職、転職において力を入れられるのはここのみ

会社が選ぶ立場である以上、その時点で会社の有利は決定されています。

なんとか雇い入れて欲しい立場であるあなたが、就職や転職に対してできる最初の工夫や努力は履歴書の写真と文言。それを見た採用担当者から選ばれ、面接にまで進まないと、履歴書だけ提出して終了です。

ここで終了の場合、お祈りメールやお祈りのお便り付きで履歴書の返還といった結果しかでません。会社によってはサイレントお祈りという、返信も履歴書の返還も無い「何も連絡が無い場合は、残念ですが…」という事になります。

実際に作成するとよく、わかりますが履歴書の作成はかなり大変なもの。最近は手書きではなく、履歴書をネットで作り、印刷する事も可能ですが、それでも時間もかかりますし、書く内容を考えるのも楽ではありません。

まず、面接に進むのが目的ですので「この人に会って話を聞いてみたい」と思わせる事が必要です。採用担当者の興味を引く、会社にとって有益な人であるとアピールしなければなりません。

誰でも適当に考えられるような内容ではなく、会社側が求める人材をシッカリと考え、採用担当者が興味を引くようなアピールを記載するようにしてください。

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