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能力的に見栄えしない人が履歴書で可能な努力とは

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就職や転職時、必ず作成しないとならない書類が履歴書です。

ひと昔前までは、履歴書のみでである事がほとんどだったのですが、最近はこれに加えて職務経歴書まで書かないとなりません。面倒臭い限りだというのが正直なところかと思いますが、面接前に自らできる努力はここだけしかありません。

しかし、ここの努力が実る人と実らない人が居るのもまた、事実です。

履歴書でできる努力とは

採用担当者がまず、見る部分に目を引く経歴がある人なら、努力は容易に実るもの。まず、見る部分とは写真と学歴、職歴です。だからこそ、優れた学歴、転職の場合は優良企業に居た人は、それだけでもう、勝ち組の仲間入りなのです。

写真も最初に見られる部分ですので、見目美しい人は得であると言えますが、基本的に顔で採用を決める、というわけではありませんので、髪型や身だしなみ、服装などがおかしくなければ問題はありません。

採用担当者が目を引く部分に良い経歴があるのなら、ここでできる努力も簡単です。優れた経歴を裏打ちできるような自己アピールをすれば良いのです。努力をした結果、こういう成果を上げられました、とか。なんらかでリーダーになり、誇れる結果を出した経験があれば、それを記載しするのも有効な手段です。

元となる経歴が良ければ、それだけで大きく得。
それは間違いない事実だから、高学歴者はそれだけで採用率が上がります。

問題は世間で「ダメな人」と言われる人達

履歴書を送っても、面接にすら進めない事だらけ。
面接に進めたとしても、結果は不採用通知が来てしまう。
やっと採用された!と思えばブラック会社や低待遇の雇用形態など…

アルバイトやパートなら受かるけれど正社員は全く、受からない。
せいぜい、派遣社員での採用が関の山…この場合、ほとんど元々の歴は良いものではありません。

この場合、写真は通ったとしても、その次に見る部分。
学歴や職歴で一気に「面接する価値すらなし」という選別をされてしまいます。

一瞬で面接の価値を決める重要な部分がもう1つ

更に、転職の場合。
いや、最初の就職であったとしても、ですがもう1箇所。

とある部分を見て即「面接する価値無し」に振りわけられてしまう項目があります。

それは「年齢」の部分。

転職の場合、30歳から35歳くらいまではまだ何とか、年齢だけで即「価値無し」にはならない事が多いです。36歳を越えると一気に、面接に進む確率は一気に上がりますが、まだ経歴や書き方次第では…何とかなる場合があります。

しかし問題は、40歳以降。

ここからは一気に、年齢だけ見て面接する価値無しに値されてしうケースが多く、筆者の経験では40歳以降は200社に応募し、面接まで進んだのは僅かに8社程度。そして採用通知を貰ったのが1通。しかし、その1通はブラック会社という結果です。

このように、履歴書で目を引く部分が無い人。
年齢がそこそこ高くそこが不利になってしまっている人。

…目を引く部分が無い上に、年齢も高い場合であれば。

どこをどう、努力するべきなのでしょうか。

ある程度のハッタリも必要

ハッタリも時に作戦の1つ。詐称にならない程度に入れるのは問題ないかと思われます。

とは言っても、学歴や職歴は偽れませんし、ここを偽ると経歴詐称とされてしまうのでいけません。

それに、アルバイトであればまだ、前職でもらえる「雇用保険被保険者資格取得届」の提出が要らない事がほとんどなので、誤魔化せるかもしれませんが、正社員での応募なら、そういった書類でバレてしまいます。

ハッタリはもちろん、自身のアピール部分。

詐欺だとか大嘘だとかになるような内容は良くありませんが、やや誇張して書いたりするくらいは時に、必要です。ハッタリで大げさに書いたとしても「御社へ以前、在籍していた方で、こういった経緯が書かれているのですが本当ですか?」という問い合わせなんてしませんからね。

頑張った結果、例えば営業職であれば成績がちょっと上がっただけであっても「2位まで上がりました」とか。それくらいのハッタリであったなら、時に必要悪というもので、これで採用された場合は必死でその会社で努力し、結果を出せば嘘も真実になるのです。

特技も目立った取り柄も無い場合

取り立てて、特技も取り柄も無く、真面目なだけだとかヤル気だけはあるとか。

そういった面は大切ですし、性格の良し悪しも大切ではありますが、履歴書に書くアピールポイントとしては押しが弱いです。また、会社は性格の良し悪しはほぼ、考慮しません。

極端な話、性格が悪くても会社へ利益をもたらしてくれ、会社に迷惑をかけなければそれで良いのです。

性格が良く真面目な人より、性格が悪くてやや不真面目であっても、営業成績がよく利益をもたらしてくれたなら、会社は後者を重用します。この傾向は大手に多い感じはしますけれどね。少人数の会社の場合、また、多少は見解が変わってきますが、履歴書で性格の良さをアピールするのは無理というものです。

真面目だし、頑張りるし努力もする。

しかし真面目で頑張り努力しても「必ず」それが実るとは言えません。残念ですが頑張って努力したとしても、それは皆平等に結果として出るのはなかなか、難しいものなのです。それでいて、学歴も職歴も、目立ったものが無ければ正直、履歴書に記載できる自己アピールのプラス要因がありません。

しかし、ここで諦めずよく、考えてみてください。

生きていれば何かしらの経験や体験はある

働ける年齢まで生きている、という事は絶対に、様々な経験があります。

その中には失敗も成功もあるはずです。

中には失敗の経験ばかりだよ…なんて感じる人も居るかもしれませんが、些細な事も思い出し、拾い上げたなら失敗の中から学んだ事も必ず、あるもの。生きていて全く何も経験体験していません、なんて事は絶対と言えるくらいにあり得ません。

学歴や職歴といった面で誇れるものが無く、取り立ててこれといったスキルや特技が無いにしても、今まで生きてきた中で起きた出来事をよく、思い返してみてください。いくつか出てきたら、その中から多少、強引であってもアピールとして仕上げます。

先のハッタリにも近いですが「この失敗から学び、こういった事を考え実行し、良い成果を上げる事ができました」とか。良い成果なんて例え、無くてもそこは良い成果を出せたとして書きます。物凄い成果として書くと、後々マイナスになるので良くないですが、そこそこの成果として書いても、要は書きよう。ストーリー立てて解りやすいように書けば、相手に伝わります。

学生時代の部活やなんらかの活動、趣味などでも良いですから起きた事、経験した事を事細かに思い返し、多少色を付けてください。小中学校時代の事だと自己アピールには薄いので、もし、小中学校時代の体験から書き起こすのであれば、高校時代以降の話として脚色しても良いです。

年齢がある程度高い場合

年齢の高さはとても不利です。

年齢で募集を縛ってはいけない、というガイドラインはあるようですが実際のところは抜け道として「若年層の長期キャリア形成の為」なんて記載し、募集年齢制限をかける会社はかなり、多いものです。

なぜ、若い人を求めるのか理由は様々。

社長が若い場合、自分より年上の人を雇いにくいと感じての場合もありますし、純粋に若い人のほうが長く居る可能性が高いし、物覚えも早いのでは?という期待からそうしている場合もあり、中高年の転職は非常に枠が少ない状態が続いています。

また、中高年の場合は人によって特有の傲慢さや年齢が上=若者より立場が上であるべき、といった考えを強く持っているせいで、扱いにくいから避けたい、とする会社もあるようです。

ですから、中年の場合、ここまでに得た知識や経験をシッカリと記載しつつ、年齢からくる傲慢さや油断、扱いにくさを感じさせないアピールをする必要があるのです。年齢の時点で振るいにかけられ、落とされる率が高いものの、写真の写りが良いとか何か、目を引く事ができてアピール欄を見てくれる場合もあり、そこから採用が決まる事もゼロではありません。

年齢が高い場合、多くの経験を踏んできた、という事と共に柔軟な姿勢をアピールしてください。

ハッタリから書く場合の注意

ここで1つ、注意があります。

過去の体験から自己アピールを書き起こした場合、それをシッカリ記憶しておいてください。

これで面接まで進めたとして、その話題が出た時にしどろもどろでは「嘘なんじゃ?」と思われますし、不審過ぎます。ある程度の脚色は必要といっても、質問を受けてスムーズに受け答えができないほどの脚色だと、自己アピールとしては失敗です。

また、ちょっと調べれば嘘だとバレてしまうような成果を自己アピールとしてしまうのも、当然ですがダメです。例えば、学生時代に部活でリーダーになり、優勝に導きました、とか。調べればバレてしまいますよね。

その話題に関して問いかけをされた際、矛盾なく説明やその時の解説ができる程度の脚色に留めつつ、採用担当者の目を引くような内容にするのがベストな自己アピールと言えます。

どんな自己アピールが気に入られる?

会社は人を選ぶ側、という事をシッカリ認識しておく必要があります。

それを踏まえた上で、考えてみてください。

会社は会社に貢献し、利益をもたらす人材が欲しい、という事。
あなたに給料を与え、生活をさせてあげる事を目的としていません。

だから、自己アピールは「会社にとって役立つ内容に仕上げる必要がある」のです。

経験から書き出したアピールポイントが、会社の仕事にどう役立つか。それをどう、強みに変え業務に生かせるかを書いてください。目立った学歴や職歴が無いのならなおさら、ここに力を入れる事が面接への道を開く鍵となります。

選んだ経験や体験を自己アピールに書くには

思い出した経験や体験の中から、自己アピールに使う事柄を選んだなら。

その経験を得るまでの努力や行動、そしてそれによって得られたという事を細かくストーリー仕立てで書き、その経験が社会人になった後、その経験から学んだ事を生かして結果を出せた、というように順を追って解りやすく書く事をお勧めします。

  1. 自己アピールに選んだ経験
  2. その経験を得るまでのプロセス
  3. プロセス最中にあった努力や苦労、行動
  4. 努力や苦労をしてでも行動によって得られた結果
  5. 様々なプロセスを経て得られた結果を業務にどう、生かすか

といったように、順序立てて解りやすく書いてください。

字が小さくなってしまっても、ややはみ出てしまっても、その文言で採用担当者の心を動かす文書が書ければ大丈夫です。そもそも、自己アピールの記載欄はとても小さいので、その辺りはさほど、心配せず丁寧に書く事を心がけましょう。

面接まで進むため、できる努力は履歴書だけ

学歴や職歴ももちろん、努力の1つと言えなくもありませんが、履歴書を書く段階になっているのなら、過去は変えられません。今から有利な履歴を得る事は不可能ですから実質、できる努力は履歴書の作成のみであると考えてください。

就職にしても再就職にしても、採用されたいのであればまずは面接までこぎつけることが必要不可欠。最近は履歴書のみの閲覧で採用が決まる事はまず、ありません。

どこかに雇用されたい、という気持ちが強いのなら履歴書という紙で最大限、自分を売り込まなければならないのです。それには会社が好むような人材アピールをする事です。

とても基本的な部分を少しだけ

当たり前の事ではありますが、手書きの場合であれば文字の上手下手はともかく、丁寧に書いてください。

また、鉛筆ではなくボールペンや万年筆など、消せないインク媒体の筆記用具で書く必要があります。

書き損じてしまったのなら、とても面倒な作業になりますが1から書き直してください。横線を入れて修正とか、修正液や修正テープでの書き換えは良い印象を与えません。

写真に関しては、自分で撮影したものはお勧めできません。
最低でも駅前などにある、証明写真を撮影するボックスで撮影してください。

1番良いのは街中にある手軽に撮影をしてくれるスタジオでの撮影です。

価格は自動撮影のボックスより割高ですが、見栄えは格段に違います。
髪型と服装を整え、しっかりレンズを見て撮影してください。

しかし、写真慣れしていない人の場合、レンズを見たつもりが、レンズを睨んでいるようになってしまう事もありますので、そこだけ注意が必要です。

履歴書は手書きか、プリントアウトか

最近は手書き以外、ネット上で情報を打ち込みプリントアウトも可能です。

ネットで作成の場合、誤字脱字や変換ミスに気をつけさえすれば、手書きより格段に、早く簡単に作れます。便利な世の中になりましたね。

しかし、文房具屋や100均一に行けば紙媒体の履歴書も売られています。

これらの履歴書は基本的に、手書きとなります。ここに合わせてパソコンで作成し、プリントアウトも不可能ではないものの、位置合わせが非常に難しく、お勧めできません。

ここでふと、思うのは手書きが良いのか、はたまたプリントアウトが良いのか、という部分。

最近の企業であれば「どちらでも良い」というところが多数です。

また、中には手書きより、プリントアウトのほうが読みやすいので歓迎、という企業もあります。しかし、反面で手書きのほうが好印象である、とする企業も存在しています。

ここの見分け方は曖昧ですが、アナログな求人、つまり新聞の折り込み広告であるとか、駅やコンビニ前に置いてあるし小冊子での求人をしているところ、または極僅かな人数で回している小さい会社であると、手書きを歓迎するところがやや、多い傾向にあるようです。

それから筆者の経験上からは、ハローワークでの募集も手書き歓迎の傾向が強い印象がありました。

逆にインターネットの求人サイトが主だった募集場所であったり、企業自体がIT系である場合は、パソコンで作成したプリントアウトの履歴書歓迎の傾向が強いと言えます。

ですから、どこで募集をしていたか。
そして仕事内容が、どういったものかで変えてみてください。

あと、考え方次第ではありますが、面接にすら進めず、履歴書の書類選考の段階で、落とされてしまう可能性がグッと上がる年齢や、過去の経歴がある人の場合、それそこ100社以上の応募も視野に入れないとなりません。

その際、1通1通、手書きでの作成はあまり、現実的ではありませんので、置かれた状態によっても使い分けてみてください。

最後になりますが、履歴書とは

採用を決める会社からすれば、最初は書面での選考が正直「楽」だから提出させる書類である、とも感じられます。

もちろん、それが悪い、と言いたいのではありませんが、とても丁寧に手書きで書いたからといって、それで「丁寧な手書きだから採用してみようかな」なんて会社はない、という事です。

応募者の気持ちを考え、1通1通、書かれた事全てに目を通しているか?と言えば、多くの募集が来る会社ほど、答えはNOであると考えられます。実際、ネットからPDFで履歴書を送る、という形式の会社から送信後2分で面接にすら進めない「お祈りメール」が届いた経験も筆者にはあります。

良い学校を出ているか。
以前の会社はどんな起業か。

そして年齢。

正直、ここだけしか最初は見ない…という選考担当者も実際に居ます。ですから嫌な言い方になってしまいますが、履歴書とは会社が簡単に人材の仕分けをする為の紙、とも言えるのです。

手書きのほうが文字を見て人となりが解る、なんて言う人もいますが人となりなんて正直な話、手書きだろうが印刷だろうが、履歴書だけで解るわけがありません。人となりを見抜くのは、そんな簡単な事ではないですからね。

とにかく、なんとか面接に進みたいのなら。これまた、嫌な書き方にはなりますが「会社が好みそうな自己アピール文と過去の経歴を書く」というのが1番大切です。過去の経歴があまり、芳しくない場合はひたすら「会社が好みそうな自己アピール文」を上手に書かなければならない、という事なのです。

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