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リストラは不意に訪れます。
労働基準法上では解雇する1ヶ月前に通達すれば良い、となっていますが実際問題として考えると「たった1ヶ月の猶予」しか与えられず「お金という最大のライフラインを断ち切られる」という事。
これは生活上、非常に大きなダメージになります。
特に年齢が中年と言われる層ですと再就職は非常に困難です。
たった1ヶ月で次が見つかるとは思えません。
就職の募集が少なく、明らかにブラックっぽい募集も見られます。
筆者はリストラ後、最大9ヶ月も見つからなかった事がありますし、9ヶ月あいてやっとの思いで見つけられ就職が叶った会社はブラック会社というオチでした。年齢が高いと足元を見られやすいという現実もありますから。
これは至極、当然の流れ。
年齢が高ければ高いほど、この傾向にある気がします。
ただし。
思っているより甘くはありません。
投資で即簡単に成功をするのであれば貧乏人は日本から居なくなりますし、リストラという言葉すら無くなるでしょう。大手に就職をするとか良い大学を出て優良企業に就職をする!という目標を掲げる人も激減するはず。
そうなっていない、という事は「簡単ではない」という事です。
ネットを見て勉強する、本を読み漁って勉強をする。
それはどの投資に関してもするべき最低限の行動です。
一口に「投資」と言ってもその種類は多岐に渡ります。
株式投資、FX等の為替通貨への投資、不動産物件…この辺りが有名ところ。
珍しいものだと仮想通貨へ早めに換金しておく、というのもあります。
ですが、先に書いたように甘くはないのです。
今まで一切、手を出した事も無ければ興味も無かった!
という人ならどの銘柄が良いとか、この株が値上がりするだろう等の見方が解りません。
ただ単に買いやすい安い株を買っておけば後に値上がりするだろう…なんて考えでは当然ですが、成功はまずしません。起業の流れや景気動向、その会社が何をしていてそれがどう流行りそうかの先見の目も必要ですし、逆に業績の不振を見抜く目も必要です。
この中では1番、低額から可能なので始められやすいのがこれです。
しかし、低額での掛け金は当然ですが見返りも少ない額。
生活の糧に即、なるかと言えば微妙です。
ですが、半年から1年くらい生きられる貯蓄や失業保険なんかがあれば良い講師を見つけてシッカリ学ぶのは1つの手であると言えます。やり方にもよりますが慎重にすれば大火傷をし難い投資の種類なのでいかに、自分のものに出来るかにかかってくるでしょう。
この中では1番、元手が必要で大抵の人はそんな元では無いのでは?と思うところ。
また、お金がどうにかなったとしても。
よほど自分に不動産の知識があるか。
もしくはとても良心的な不動産業者を知らないと大火傷の元にしかなりません。
筆者は投資用不動産会社にも在籍経験があるのでこんな裏話を知っています。
「普通のお客さんに売る物件は投資で収益が上がる物件ではなく、不動産屋や持ってる人が売りつけたい物件を良い物に見せかけて売りつける事もままある事。本当に良い物件は個人的に親しい人や自分で押さえちゃうからね」
某、不動産仲介営業マンの言葉です。
ですから「自分で見る目がある」「良い人を個人的に知っている」を元にしつつ、更に資金もまとまった額を持っていないとこの投資はまず、無理です。しかし、この2つが揃えられるなら不労所得を得られやすい投資と言えます。
情報も様々あり、安全だの不安定だのグレーゾーンだのと言われています。
確かにこれは単なるデータに価値を持たせるものであり、世界規模である程度の提携が組まれている実際の通貨とは違いますし今後の法規制等でも大きく変わってくる可能性がゼロではありません。
しかし、出始めたばかりの銘柄であると安価に参入ができるので、投資というよりは宝くじ感覚で換金しておくのも1つの手ではあるかと感じます。ビットコインなんかは数万円が億単位の利益にまで膨らんだ事例ですからね。
ただ、リストラ後に生き抜く手段としてはちょっと難しいです。
FXが1番、即金になる投資ではありますが利益を必ず上げられるかは解りませんし、初期の投資額が少なければ見返りも少ないので生活をこれにすぐ、頼るには心許ないですね。勉強して利益を上げられるようになるまで生きられるのであれば、紹介した中ではFXが1番即金性があると筆者の経験上、言い切れます。
ですがリストラされた後、すぐ生活のライフラインにするには…という所。
リストラは今、誰にでも起きます。
特に中年で役職も付いていない人だと対象者にされやすい傾向もあります。若くても、他の同期より成績が悪いとか社内での付き合いがあまり良くないとかの理由から簡単にリストラ対象者の仲間入りをしてしまいます。本当に誰にでも起きるものです。
会社での成績が良い、年齢もそこそこ若い、社内での評判は上々だ、中年だけど良いポジションに居る…等であれば多少、その確率は下がるかもしれません。しかし、下がるだけ、であり絶対にされませんと言い切れはしないので要注意です。
その逆の立場であるとリストラの確率はバッチリ上がります。
会社での成績もイマイチ、年齢はけっこう高い、社内の付き合いとかしたくない、ずっと平社員のまま…この位置は会社が人を切りたいと思ったら真っ先に候補に挙がる方々です。しかし、人のピラミッド形成として、この位置の人のほうがリストラ対象者に選ばれ難い人達より、遥かに大勢いるポジションです。
だからこそ、自分はあまり使えない人材かも…とか僅かでも思ったなら。
日頃から備えていてください。
投資に限らず幅広く「自ら稼ぐ手段を考えておく」のは必要です。
sonoutikokoni