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リストラからの起業

inkan

リストラされたら起業する!?

リストラは本当に、不意に訪れます。

労働基準法上では解雇する1ヶ月前に通達すれば良い、となっていますが実際問題として考えると「たった1ヶ月の猶予」しか与えず「お金という最大のライフラインを断ち切っても法律上、良いですよ」という事。とんでもない内容ですね。

これは生活上、非常に大きな打撃です。

特に年齢が中年と言われる層ですと再就職は非常に困難。

たった1ヶ月で次が見つかるとは思えません。
就職の募集が少なく、明らかにブラックな募集もありますし歩合制という募集もあります。

筆者はリストラ後、最大9ヶ月も見つからなかった事があります。

9ヶ月あいてやっとの思いで見つけられ何とか就職した先はブラック会社でした。ここまでの話からしてお約束のようですが、年齢が高いと足元を見られやすいというのは事実です。

起業の文字が頭に浮かぶ

年齢が若くても、中年でも。
いきなりのリストラは多少なりともショックです。

会社から「要らない人」として認定されたわけですし、社会的な見方からしても「リストラされる人員は使えない人材だから仕方ない」という「リストラされるほうが悪い」という風潮も、残酷な事に存在しています。

つまりこの手の解雇とは生活上、絶対に必要なお金を得られなくされた挙句に会社から要らない人材であり、リストラされた使えない人であるというレッテルを貼られ、世の中の目からしても「ダメな人」として認定をされてしまう、という非情極まりない状況です。

更に再就職も未だ、不景気から脱却していない日本。

簡単ではありませんし、募集要項も「経験者優遇」「何々の資格が必須」「何々の使用経験者」など縛りも多い上、法律上では年齢による募集の縛りはダメだとしながらも必殺の抜け道「若年層の長期キャリア形成のため」とかなんとか、言い訳をつけて年齢制限を設けます。

募集や採用時に年齢制限を付ける事は原則禁止、のはずなんですが9割近くはこれが付いていますからね。この法も細かく調べると抜け道だらけのザル法なんで体裁上、他の先進国に合わせただけの感じです。

ちなみにアメリカなどでは履歴書に書くのは名前や住所までで年齢は聞いてはいけません。州によっては性別の質問すら禁止のところもあったような…とにかく「雇う上で最低限、必要な事しか聞いてはいけない」し「働きっぷりは年齢によって左右されるものではない」とする風潮が日本より強いのでしょう。

起業なんて難しそうだ

もちろん、簡単ではありません。

しかし極度に難しそうと感じてしまうのは、義務教育からなされてきた一種の「洗脳」に近いものと考えてください。日本の義務教育は基本的に「どこかに雇われる事を前提とした教育」です。だから「皆と同じようにし、極端に目立たず変わった行動もせず平均的に全てが良い子」が成績優秀な優良生徒とされるのです。

つまり、今までの気持ちの持ち方と起業する気持ちの持ち方は全く、別物だという事。

今まで通りの気分や気持ちでは絶対、成功はしません。今までは「雇われる上での気分や気持ち、そして行動パターン」で生きてきたのですから、雇い主が居ない状態での仕事が今までと同じであるわけがないのです。

再就職のほうが難易度は高い現実

中年という年齢であったなら再就職より起業のほうが今やハードルが低いのでは?と感じる部分も多々あります。以前と違って今は起業するに辺り資本金が無くても可能の時代ですからね。

雇われて30万円貰うより、起業で30万円の利益を出すほうが簡単です。

これは筆者の体験からなるもので、実際に35歳以降の再就職は「ブラック会社」「短期契約社員」「居酒屋のバイト」くらいしか受からず、短期契約社員なんて1年契約が半年でいきなり「あなたの都合として解雇します」とか言い出す始末でしたから。怠けたとか無断欠勤があったとか、そういうのではありません。皆勤賞を貰うくらいの真面目さでした。

それらの雇用で月30万円はまず、無理です。

1番高くて短期契約社員の手取り14万円…高くて、がこの額なのであとはお察しください。

35歳以降…そして40歳を超えてしまうと圧倒的に再就職より起業のほうが早く手取りととして稼げる時代です。ましてやリストラされた場合、正直なところ他の会社が求める人材にも当てはまらない場合が大多数なので当然に受かる率はとても低いものとなります。

若くしてのリストラは再就職すべき?

20歳代であれば再就職はそれなりにありますが、中高年より物覚えや吸収が早いのは絶対です。皆が皆、若いから早く中年だから遅いわけではないですが、平均的に考えると若い方がパワーも体力もあるのは否めません。ですから絶対に再就職が理想の道だというわけでもないです。

ここは物の考え方1つで決まりますし、すぐに安定しないからとりあえず就職はして副業で来る日に進めておこう、でも何ら問題はないと感じます。むしろこの法が利口なやり方であるでしょう。

現代社会でリストラなんて普通に起こるものと認識する

普通の人には普通に起きるもの、それがリストラなんです。

だって会社や企業からすれば「普通の人」はどーでもいい人材であり、募集すればワラワラやってくる。人手不足なら募集をかけ、要らなくなったらポイ捨てをする。そんな扱いをされるのが普通の人であり、普通の人はリストラ対象にしやすいんです。

能力が凡庸である事=使えない人=ダメな人。

この流れなんですから。

普通の人は決して、ダメな人なんかではありません。
ですが、企業や会社からすればこういった目をもって人を見ています。

あなたが自分自身を「他者より秀でた優れた人」と心底思え、それが思い上がりや勘違いでないのなら、この心配はほどんど要らないかもしれませんが「普通に仕事をがんばり、真面目に働いています」という感じであれば、リストラの足音がいつ、近寄ってきてもおかしくはないのです。

今の日本での就職は終身雇用も年功序列も無くなってきました。
ですので用心と心の準備をしておく必要があるのかもしれません。

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