


中高年でリストラ対象者にされないために

本当にお金に困ったならどうするべき?

この記事の目次
もの凄い数を「リストラ決定」と平気でする大手企業。
数百数千数万人の生活がその後、どうなるかなんて企業も経営者も関係ありません。
会社の利益と自分達の身が守られるなら、それだけで良いのです。
ただ、切り捨てられた側には厳しい現実が待ち構えています。奥さんや子供が居れば生活は一気に不安になりますし、今後の給料を見込んで家やマンションを買ってしまっている場合はもっと地獄になるでしょう。
とにかく、お金を得ないとなりません。
大抵の場合、会社都合の解雇となるはずなので正社員であれば失業保険が速やかにもらえますが大体、手取り月給の7割前後。同額ではありませんしボーナスも出ませんので今までより貰える額は少ないもののあるか無いかは大きな差なので最寄のハローワークでまず、手続きをしましょう。
手続きについてはハローワークで聞くのが近道なのでここでは説明しません。
決して難しいものではありませんので、まず、ハローワークに行ってください。
仕事を選ばずどんなものでも!であれば枠は広がりますし、国もそんな言い訳をして景気は好転しているだなんて言いますがどう、思いますか?今までと全く違った仕事をするのは並大抵ではありません。
国の言い分としては、長年ずっと営業マンをしてきた人でも派遣やパートの清掃員をしてでも生きられるから良いじゃないか、という形。また、民意も似たようなものでリストラをされるのはリストラ対象にされたからであり、つまり使えない人材。
誰でもできる低賃金の仕事でも就いて生きられればそれが妥当である。
そういう見方をする傾向にあります。
しかし、実際問題どうでしょう。
別に清掃員の仕事をバカにしているわけではありません。
ずっとデスクワークの人が清掃員や土木作業員になって満足な結果を出せるかどうかは疑問ですし、人は精神的な面も健康で居ないと生きられない。あまりに畑違いの仕事しか有効な募集が無いのなら、長く働くのは困難です。
これは甘えとかプライドとかではなく、実際に経験した者しか解らない感覚ですし実際にこういった意見を述べるのは自身がそういう目に遭っていない人が殆どです。
リストラされた企業や会社の月給より、パートや派遣のその手の仕事が高給である。
そんな事は有り得ません。
賃金がめちゃくちゃ下がる上に肉体労働。その他の待遇も雲泥の差であり、それでも働けるんだから良いじゃないか!だなんて言える国や世論は本当に他人の痛みや苦しみに対して「どーでもいい」と考えているんだなと感じます。
前の仕事と違うからって何?
そんなのはくだらないプライドだし、切られたんだから仕方ないだろ!
そんな声もあるでしょう。
けれども筆者は、その意見に賛成は出来かねます。
今までの仕事と違っても。
低賃金の労働職であったとしても。
どんな仕事でも働けるのなら働くべきである、という意見に一理あるのは認めます。
何せ、生きる上でお金を得ないとなりません。
仕事内容を選んでいる場合ではない、という意見も間違いとは言いません。
しかし、基本的にはこの状態で働き続けるのは難しいし、そのせいで職を転々とすれば、すぐに辞める人というレッテルが付いてしまいます。ますます就職難民と化してしまう悪循環に陥るからです。
また、前職の給料を当てにして何かしら、高額ローンを組んでいたのならそれも払いきれない仕事しかない現実がそこに居ます。働いても足りる賃金ではなく、全く違う職を続けるのは言葉では簡単に「やるしかないだろ!」だなんて言えますが、実際はそう甘くないです。
それらを踏まえて、今後の生活を考えるのならやる事は限られてきます。
趣味で集めた品や使っていない、箪笥や物置に眠っている品があれば売ります。
最近は個人でもヤフオクやメルカリなどで販売が可能なので、以前のように中古屋に安く買い叩かれる事なく売れます。何も良い物を持っていない、と思っても掘り出すと案外出てくるので部屋を探してみましょう。
一時的に車やバイクなどを手放すのも有効な手段です。特に車の場合は、バイク以上に維持費もかかるので手放すのをお勧めします。愛着があるし手元に置いておきたい!と思うのは承知ですが、お金ができたならまた、買えます。
どうしても「その車でないと嫌」であれば個人間カーシェアを利用するのも1つの手。つまり他人に車を貸すのです。お金も入ってきますし車も手元に残るのでお勧めの方法です。他人に運転させたくない、と思うかもしれませんが、手放したくない場合は多少の我慢はしてください。
解雇されたところがきちんと、社会保険に入っている事が必要最低限の部分なので派遣やアルバイトやパートでの解雇だと貰えない場合もあります。しかし、ある一定ランクの企業から解雇されたのであればほぼ100%で加入しています。
解雇され、通勤から開放された平日にすぐ手続きに行きましょう。
勤務年数や年齢によって、受給できる日数や給付金の額に違いがあるので一概には言えませんが月給の7割前後もらえます。国は大した手助けもしてくれませんのでこれくらいはシッカリ、受け取ってください。
再就職を念頭に置くのであれば、なるべく前職と近い業務内容か許容できる仕事で通勤可能範囲内なら全てに応募します。ネットの転職サイトも複数ありますので最低でも3箇所くらいは登録をする事がお勧めで、良い職を本格的に探すのであれば5箇所以上に登録をし、シッカリ検索して探してください。
コンビニなどに置いてある無料の仕事探しの冊子も見てください。週1くらいで出ていますし、地域や職種ごとに分けて掲載されているので探しやすいのでここも探してみるのを推奨します。
再就職先は年齢が20歳代であれば、比較的早く仕事は見つかりやすいです。
35歳くらいまでなら何とか…といった感じでしょうか。
問題なのは35歳以降。特に40歳を超えるとその難しさは異常です。
できそうな仕事を片っ端から応募しても、面接にまで進めるのが極僅か。その極僅かも面接した後に「ご期待に添えません」というお祈りメールやお便りをいただいて終了するのが大半です。
筆者は200社以上、応募をしましたが面接まで進めたのは3社とか。
そんな確率であると覚悟をしてください。
その為にも生きないとなりません。
奥さんが居るのであれば可能なら、今は働いてもらいましょう。
独立や起業を考えての仕事探しならもっと、ハードルは下がります。お勧めなのはコンビニの深夜バイトや24時間営業の何らかのお店の深夜枠。時給も大抵は1100円以上。店舗によっては1500円ほどのところもありますので独立を考えつつお金を得るのには都合が良いです。
アルバイトであれば、しがらみ無く辞められます。
雇用主は労働者を簡単に切る事ができますが、雇われている側も簡単に辞められるのです。
それが正社員ではないアルバイトやパートなら尚の事。
派遣よりもアルバイトやパートは簡単に辞められるので、独立起業を視野に入れた場合は絶好の仕事となります。
リストラをされたら再就職しか道が無い、というわけではありません。
中年でリストラされた…と落胆する前にできる事を考えてみてください。