


仕事も将来も不安

本当にお金に困ったならどうするべき?

この記事の目次
中年になって何らかの理由からの再就職を考えねばならない場合。
脱サラを目指して失敗し、また再就職をする場合もあるかもしれません。
会社からいきなりのクビ。または会社が倒産しちゃたた!の場合もあるでしょう。
理由はともかく、中年になっての再就職ってどう思いますか?
大半の人は「大変そう」と感じられるはずです。
しかし正確には「超大変」であり難易度はものすごいハードモード。
40代を超えたならまともな職には早々、つけません。
何らかのコネや、何かしらの技術があれば雇用のチャンスはあります。
しかし、コネも無い。
目立つスキルや技術も無い。
この場合、絶望的な難易度が待ち受けています。
色々な理由がありますがここでは大まかに
「脱サラに失敗」「クビになった」「会社が倒産した」
の3パターンに分けますね。
見切り発射が過ぎたのか、軌道に乗せたのにダメにしちゃったか。
色々と理由はあると思いますが、この場合はなんとか脱サラを成功させるのがお勧めです。
一時的にどこかに勤めて繋ぐのであれば、コンビニの深夜バイトで充分。
就職してしまうと自分が使える時間も減りますし、軌道に乗ってきた時すぐ辞められません。
やると決めたなら、ヤリ切る!
という気概は絶対に必要です。
ここで逃げるとずっと、逃げ続ける羽目になりますよ。
これは不意ですからね。
解雇を自ら願ってされる人はあまり居ないと考えられます。
けれども現代社会では、誰にでも起き得る事なので心の隅に置く必要があります。
ある日突然、呼び出されて解雇通知なんて普通に起きるものです。
基本的に会社とは会社の存続が大切であり、社員は使い捨てのコマ。
1人1人の社員の生活より、会社の存続が大切です。
1人1人の社員の生活より、経営者陣とお偉いさん方の給与を守るのが大切です。
会社とは社員を守る機関ではありません。
この場合は再就職をしなければ!と焦るでしょう。
倒産の場合、なんとなく「この会社はヤバいんじゃ?」と感じる事もありますよね。
その兆しがあったのであれば、働きながら次を探すのが理想的かと思います。
何とか立て直さねば!
と奮闘しても先に書いた通り、大抵の会社は社員を切って存続を考え出すので奮闘し、がんばって会社を良い方向に導いたからと言って会社から功績を認めてもらえるとは限りません。
傾きが収まり出してから「じゃ、解雇ね」なんて事もありえます。
ここは経営者や役員の人間性にもよるので、そこが信頼できる場合に限り一緒に奮闘して盛り上げるのも良いかもしれませんが、見極めが付かないのなら次に行くのが理想的。
全く、兆しがないのに倒産しちゃった!は先に書いた解雇と同様で再就職に焦りますし、人によっては絶望感に打ちひしがれてしまう場合もある事です。
中年の場合は年齢にもよるのですが、ボーダーラインは35歳くらいです。
35を過ぎるとガッツリ、再就職の確率は下がり次のボーダーラインは40歳。
40歳を過ぎてしまうと絶望的なまでに再就職成功の確率はぐっと下がります。
高年、つまり中年と言うにはちょっと歳を過ぎてしまった辺りだとまず、ありません。
なり振り構わず職種を選ばなければ、どんな仕事でも就職先はあるじゃないか!
と世間の有識者と言われるような人や経営者陣。
テレビのコメンテーターや経済評論家や政治家なんかは言います。
確かにそうかもしれませんが、その内容は惨憺たるものなのです。
大抵は中高年を雇いたくありません。
社長に若い人も多い今、社員が自分より年齢が高いのは嫌。
扱いにくいと感じられたり、中高年ならではの頭の硬さも懸念されます。
となると、それでも中高年を採用する会社とは、なんだと思いますか?
それはとても、非情なものです。
足元を見られた激薄給。
歩合制という名の飛び込み営業。
労基を大きく逸脱するブラック会社。
年齢が行けば「他所で雇われない人だし安価に使い倒そう」と考えられてしまいます。
要は中高年の再就職の難しさを知り、足元を見て良いカモにするパターンですね。
その他の募集は恐怖の「出来高制・歩合制」です。
出来高制・歩合制という飛び込み営業の職はそっちゅう、募集しています。
募集のチラシやサイトでは「誰でも簡単!月給40万円も可能!」とか書いてありますし、そこで「中途採用をされた私も即35万円!」とか写真付きであったりしますが、あれは殆ど嘘情報。
これの内訳はほとんど、飛び込み営業か駅前などの果物売り等です。
今時ないだろ!というような一般ご家庭に突撃営業で洗剤を売る。
どこから仕入れて来たか解らない果物を、駅前や繁華街の道端で売るやつです。
そんな募集が当たり前にありますからね。
これは筆者が経験済みです。
ちなみに筆者が受けたところは、基本給が1万5千円〜2万円でした。
もちろんですが、日給じゃありませんよ?
月給としての補償額が、これです。
後は歩合で稼いでね!という内容で募集の文面からは全く、解りません。
実際に行ってみても大抵は、酷いですよ。
面接官は足を組み背もたれにダラっと寄りかかり、タバコをふかしながらという有様。
…絶対に無理!
こんなので稼げるとは到底、思えません。
「誰でも簡単!」
「初心者でもすぐ、稼げます!」
「年齢は一切、関係ありません!」
「和気藹々とみんな仲良く働いています!」
「あなたの頑張り次第で月給50万円も即可能!」
この手のポジティブ内容が記載されている募集は「怪しい」と考えて良いです。
特に物販系と営業系はほぼ、ブラックですよ。
こういった所であれば、ほぼほぼ面接までは進めます。
だって面接に来ても大抵は、断られるんで数多く雇いますから。
出来高制なので何人来ても、大した痛手は会社にありません。
年齢が高くなれば仕事の募集はとても、少なくなります。
だから年齢が上がれば、そういった募集に応募するしかなくなるのです。
ここだけの話、タクシーの運ちゃんも大抵はめちゃくちゃ、薄給。
この職種も年齢層が高くても受け入れるところが大多数ですよね。
しかし実際、運ちゃんに話を聞いた事があるのですが現代のタコ部屋みたいな感じでした。
※注:偏見が広まると問題なので記載しますが、全てがそうであるとは言いません。
募集は少ない。
あっても足元を見られている。
歩合制、出来高制というありえない難易度のものも多数。
こんな仕事で頑張ってもまぁ、結果は出ません。
労基なんて助けてくれませんからね。
労働基準局にブラックぷりを知らせて助けを求めても助けてくれませんから。
一応の手続きはしてくれますが、その後特になにも変わりません。
大抵は労基に駆け込み、なんらかの連絡が労基から会社に行った場合。
当然ですがそれを理由にせずやんわりと、クビを通達されて終了となります。
今の日本で中高年になり、職を失う。
これは「人生超ハードモードの始まり」でしかありません。
日頃から備えておく。
覚悟だけはいつでも持っておく。
これだけでも、多少は違います。
人生超ハードモードの始まりではありますが、全てがどうにもならず生きられない!ではありませんので絶望する必要はありません。ですが、覚悟や自覚がなく、いきなり再就職の難易度にぶち当たると精神的に厳しいので「覚悟」は必要です。
sonoutikokoni